汚部屋卒業までの道(5) 書類との闘い。
この『汚部屋卒業までの道』は、汚部屋から卒業するまでの2012年〜2017年くらいまでのことを、当時の写真や記録などを見ながら思い出して書いています。
記録や記憶が曖昧なところもあり時系列がおかしくなったりしますが、緩く見ていただけると幸いです…
汚部屋卒業までの道、前回のお話はこちら。
汚部屋卒業までの道おまとめページはこちらから。
我が家には、大きく分けて場所を取っている3つの細かいもの(家具家電除く)がありました。
1つは、書籍。
これは第1弾で相当量処分しました。
2つめは、頂き物。
これはのちに書きますが、頂き物も相当場所を取っていました。
3つめ、今回の本題。
それは紙です。
汚部屋に付き物、どうにもならない大量の紙・書類
なんでしょう、溜め込む人間の習性なんでしょうか。
紙がとにかくいろんなところに
積んであるし、
突っ込まれているし、
散らばってるんです…
汚部屋住民でいると気にならなかったけれど、片付けるぞ!と思って改めて俯瞰で見ると驚きます。
パッと見て『取っておいてどうするのコレ?』って紙類の内訳は
- チラシ
- DM
- レシート
- 病院からの明細
- ムスメが落書きしたもの
- カード、公共料金等の各明細書
- 保育園や学校からのプリント
など。
クレジット明細や携帯電話の明細なんかは恐ろしいことに10年くらい前のものとかまでありました。
くっちゃくちゃになってるわけじゃなくて、ある程度まとめてはいるのもまた怖い。
数年分きれいにまとめた袋を本棚に突っ込んでるとか、チラシもチラシ入れらしき袋にみっちり。
今思うとだいぶ謎行動…
『紙モノは全捨て』って言いますが、溜め込み癖のある人間にすぐにそれは難しいんですよね。
難しいんです。
たぶんリバウンドもしやすいんじゃないかなと思います。
というのも、何故溜め込むか?というと。
それはどこかで必要だと思っているからです。
(大マジメです)
いつか何かの時に見るかもしれない、
過去の履歴を取っておきたい、
そう思っているから捨てられないで古い紙も大事に大事に取っているんです。
でもそれを取っておき続けるといつの間にか家が紙であふれてしまうし、必要な書類が出てこない原因にもなります。
あちこちに散らばった紙で部屋が荒れて見えてしまいます。
これを何とかしないと先に進めません。
紙ものの処分は、どうしたらその紙を処分できるか自分の中で折り合いをつけることから始める
というわけで、まずは自分のルールを作って、そのルール通りに仕訳けていくことにしました。
以下は私が実際に自分で作ったルールで、これに沿って捨てていくことにしました。
そんなんいらん!全捨てに決まってるだろ!
ってできる方はそもそもこんなに溜め込まないんだと思います。
仕分けに困っている方はこんなかんじで自分でルールを作ると、自分の気持ちに整理がつけやすく、踏ん切り付けて捨てやすくなるんじゃないかなと思います。
そしてルールを作って徐々に処分することでそのルールに慣れて、次に新しく紙が入ってきた時にその紙をどうするか即座に適切に判断して処理できるようになります。
1.チラシ
これはもう否応なく捨てると決めます。
先月のスーパーのチラシとか、使えませんから。
ピザやお寿司なんかの宅配のチラシも、食べたいときはネットで最新情報が見られてクーポンなんかもゲットできるので潔く捨てます。
2.DM
これも基本的に期間限定キャンペーンものなので、取っていても仕方ないので捨てます。
住所氏名が印刷されているものはシュレッダー行きにします。
3.レシート
溜め込み癖のある人すべてがというわけじゃないと思いますが、なんとなく、レシートがあると、過去に何をいくらで買ったかわかるような気がして取っているんです。
あとは、後から家計簿付けようと思って溜まっていっちゃって手が付けられなくなったりとか。
でも価格なんて都度マメにリストアップしていなければチェックできません。
家計簿は途中が抜けたらやり直した方が早いです。
でも汚部屋住人(=私)にはそれがなかなか受け止められません。
そしてすぐ捨てられる方にはわからない感覚かもしれませんが、こう、一度溜め込んだものってガサーッと捨てる勇気が出ないんですよね。
これもルール設定。
まずはスーパーなど会員番号やクレジット明細のついていないレシートをゴミ箱に処分、
会員番号が印刷されているものはシュレッダー行きの袋の中へ、
これを1枚ずつやっていきました。
4.病院からの明細諸々
この中には、領収書、医療費明細書、お薬の説明書、お薬手帳に貼るシール(持って行き忘れてシールだけもらったものの一部)、検査結果が含まれました。
レシート以上に気を遣うと思うのは、個人情報ガッツリだし、なんだか病院の明細って捨てにくい。
まずは領収書、医療費明細書、お薬の説明書、お薬手帳に貼るシール、検査結果、に分けます。
領収書は確定申告用に取っておきます。(ただし確定申告した場合の保管期間を超える5年以上前のものは処分します)
医療明細は全て捨てます。(取ってあっても自分で点数計算できません)
お薬の説明書は今現在手元にある薬の分だけにします。
お薬手帳にはルシールはお薬手帳に貼ります。
検査結果は家族の分に仕分けて保管します。
捨てるものと取って置くものを明確に分けることで今後無駄に溜まっていかないようにします。
5.ムスメの落書き
ムスメの制作物にはなかなか手は出しづらいので基本的に取ってあったんですが、ぐるぐる描いただけのものなど、取っておいても『ナニコレ…?』になるようなものは処分しました。
6.各種請求・受領明細
クレジットカード、公共料金、保険、等々。
最近はだいぶペーパーレス化も進んでいますが、紙で送られてきていたものは残さず捨てられずにとっていました。
このアパートに住み始めてからだけでなく、過去の部屋からも持ってきているので10年以上分ありました。
中には1人暮らししていた当時の明細なんかも出てきて、我ながらドン引き。笑
ひとまずこれも過去1年分だけ残すようにして、あとはすべてシュレッダー行きにしました。
7.保育園・学校からのプリント
これも紙の溜め込み癖がある人間には捨てられないモノ。
通っているところからのプリントなんて、捨てられるわけがない!と、最初は全部取っておく方向でした。
もちろんそれは意味がないって後から気付いたので、クラスだよりなど、子供の様子が分かるプリントだけは取っておいて、他のプリントはすべて処分することにしました。
個人情報が含まれるものはシュレッダーでカット
さて。
ある程度分類していくと、溜まっていくシュレッダー行きの紙たち。
シュレッダー初号機はだいぶ昔から持っていたんですが、紙が2〜3枚ずつしか処理できないのと、1分使うと1時間くらい停止してしまうものだったので、大量の紙を処分するために買い替えました。
紙の整理を始めて購入した2号機は『業務用』シュレッダーでした。
あまりのシュレッダーゴミの量に写真を撮ってました。笑
だいたいこれくらいの量を毎週、数週に分けて紙ごみの日に出していました。
あんまり一気に出すと、業務用ごみと間違えられかねないと思って。笑
なんていうか…家庭で出るゴミの量ではなかったです…
現在シュレッダーは4代目。
(2代目・3代目は激務の末、天寿を全うしてくれました)
邪魔にならないように、コンパクトサイズのシュレッダーを使っています。
とても使い勝手が良いんですがもう販売されていないようなので壊れたらまた考えなければ…
サイズや性能、価格の問題などあるので、シュレッダーを選ぶときは
- マイクロカット
- 連続使用時間が3分以上
- A4用紙が1度に3枚以上カットできる
- 電動
- 1万円以下
など、これもルールを決めて選ぶようにしています。
不要な紙を処分した後の整理と課題
さて。
不要な紙類は処分しましたが、ここに書かれていない書類も含め、必要な書類は仕分けして保管する必要があります。
この当時はまだ必要な紙類の仕分け方法が確立しておらず…
迷走に迷走を重ね、この数年後にようやく自分の管理しやすい方法を見つけました。
これは以前違う記事で書いているのでそちらをご覧くださいませ。
だいぶ前の記事ですが、今もこの方式で書類管理しています。
整理収納って何でもそうですが、特に書類に関しては、これが正解!というのはないと思っていて。
私は様々な整理収納本やwebサイトの書類整理を見て実践しましたが、どれもうまくいかず…
トライアルアンドエラーを繰り返して今の方式にたどり着きましたが、
これが万能かと言うと、人によってはわかりづらい、管理が面倒、と思われることもあると思います。
書類は毎日、自分が望むと望まざるに関わらず家の中に入ってくるもの。
自分の書類や普段の置き場所を想像してみて自分に合った分類と管理の仕方を見つけられると、整理も長続きするし、書類ともうまく付き合っていけるかなと思います。
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