象印STAN.シリーズの自動調理鍋を購入しました。
ここ何年も、自動調理鍋が欲しくてしょっちゅう情報収集をする日々。
でも、機能は良いのにデザインが…とか、デザインが良いのに調理容量が小さい…とか、色々悩んで結局いつも諦めていたんですが…
象印のSTAN.シリーズから自動調理鍋が出るとの話。
STAN.シリーズと言えば、シンプルな見た目で統一された、象印の調理家電シリーズです。
実際に象印のサイトで見てみると形もごちゃごちゃしてないし、機能もシンプル。
更に調理容量は2.3Lあるし、もしや狭い我が家に持ってこいでは?
ずっとヘルシオのホットクックが欲しかったけどサイズを考えて我が家には無理…と思ってたけどこれならいけるのでは?
でも自動調理鍋って実際どうなの?
なんて悩んだものの、買ってみないと分からない!
象印のSTAN.シリーズの自動調理鍋、ネットでポチっと買ってしまいました!
じゃん!
暫定で炊飯器の横に。
ちょっと配置考えないと…笑
現物も見ずに家電を購入するなんて…と思ったけど、そういえば生ごみ乾燥機を買ったときもネットで見ただけでした。
勢いって怖い。
象印のSTAN.シリーズって?
象印のSTAN.シリーズは、
お客様の暮らしに“STANDBY(スタンバイ)”し、安全で使用しやすい“STANDARD(スタンダード)”な製品をつくり続ける。そんな象印の“STANCE(スタンス)”を詰め込んだ新しい家電シリーズ(象印サイトより)
というコンセプトの調理家電シリーズです。
カラーと形が統一されていて、基本は黒(炊飯器とポットは黒と白)で四角いフォルム。
現在シリーズでは、IHジャー、電動ポット、コーヒーメーカー、ホットプレートの4種類が販売されていて、今回新たに自動調理鍋が追加されました。
外観が炊飯器とそっくりなので、並べると『炊飯器が2台?』な状態になりそう 笑
STAN.自動調理鍋は何ができるか?
調理モード
用意されている調理モードは以下の7つでした。
- カレー/シチュー
- スープ
- 煮物
- 米料理
- パック調理
- 温度調理
- 無水調理
パック調理、温度調理以外は出来上がり時間の予約も可能で、予約調理したものはそのまま保温されます。
『温度調理』としてまとめられていますが、低温調理とスロー調理はここで温度と時間を設定して使うことができます。
(40℃~100℃で1分~13時間まで設定が可能)
パック調理って?
ここで他の自動調理鍋と比べて見慣れないのが『パック調理』機能。
これは、ジップロックなどの加熱可能なジッパー付き保存袋に材料を使って調理ができるという機能。
このパック調理機能を使うと温度固定して加熱ができるので、煮崩れせずかぼちゃに味をしみこませたりローストビーフも作ることができます。
じゃがいもをパック調理機能で茹で、袋のまま めん棒でたたけば簡単にポテトサラダを作る、という技(?)もレシピブックに載っていました。
またパックは2つまで専用の容器に固定することができるので、2種類のおかずを味が混ざることなく同時に作ることが可能です。
内鍋は琺瑯製
もう1点、他の自動調理鍋と違うのが、内鍋が琺瑯製であること。
同じ琺瑯製のふたも付属しているため、出来上がって食べ残したおかずなどをそのまま冷蔵庫に保存することができ、直火で(IH不可)再加熱もできます。
(ただし自動調理鍋にも再加熱機能はついています)
STAN.自動調理鍋で試しにご飯を炊いてみました!
到着した時にはおかずメニューが決まっていたので、手始めにご飯を炊いてみることにしました。
我が家には象印の『圧力』IH炊飯器があるんですが、この自動調理鍋には圧力機能はありません。
また、この自動調理鍋は『炊飯器』という立ち位置ではないため、早炊き機能もないし、炊き込みご飯といったようなお米に関するオートメニューもありません。
(お米に材料を混ぜる場合は『米料理』設定で時間数を変える、という使い方になります)
お米を炊きたい場合、取扱説明書には『米調理』メニューで1時間設定、と書いてあるだけ。
不安を覚えつつスタート。
5分、10分、と経過しても、自動調理鍋は静かなまま。
圧力IH炊飯器はカチャカチャ音がしたり圧力を抜くときに『プシュー!』と大きい音がしたりで、その賑やかな炊飯器とずっと暮らしていたので、この静けさに驚きました。
到着してすぐ使ってみたので、何かシールをはがし忘れていたりして動いていないんじゃとか考えてみたり、故障じゃないかと(失礼)何度も鍋の近くまで寄って耳を欹てたり。笑
それくらい動作音が静か。
鍋の側面がほんのり温かくなっていたため動いているようでしたが、それ以外では静かすぎて本当に炊けているのか不安なくらいでした。
きっちり1時間で調理終了のブザーが鳴り、ブザー音と共にふたを開けると、ふわっと甘い米の香りと湯気が。
味見をすると、噛めば噛むほど甘さがにじみ出してきて、美味しいご飯が炊けていました。
正直なことを言うと、我が家の圧力IH炊飯器より美味しいんですけどどうしたらいいんでしょうか 笑
さらに試しにパスタも作ってみました!
調子に乗って、翌日はパスタも作ってみました。
レシピブックにあった『ベーコンとしめじの和風スパゲッティ』です。
我が家は普段からキノコ類は切ってバラして冷凍保存を常備しているのと、ベーコンもカットベーコンを生協で購入しているため、この時のレシピでは包丁を使うことなく材料を準備することができました。
自動調理鍋に関してはカンもないので、ほぼレシピ通りに材料を入れてスタート。
自動調理鍋で調理中に、サラダと冷凍庫にあったナゲットを準備して…あれ、料理してないけど大丈夫?という感じ。
自動調理鍋で調理中は1度もかき回すこともしないのでパスタが固まらないのか心配でしたが、出来上がってすぐかき混ぜたときに固まっている印象はありませんでした。
味も食感も何の問題もなく、ムスメもモリモリ食べていました。
STAN.自動調理鍋の使い勝手と、良かったところ、イマイチだったところ
STAN.自動調理鍋の良かったところ
操作部には液晶表示と、保温・予約・スタートなどのボタンが最小限に配置されていて迷いどころもなく、ほぼ取扱説明書を見なくても使えるくらい簡単に使えます。
実際オートメニュー以外は温度設定と時間設定しかできないので、機能も最低限のシンプルさです。
また構造もとてもシンプルで、取り外せるのは 内蓋・内釜・裏面のつゆ(水滴)受けのみ。
取り外せる部分は全部洗えます。
内蓋もシリコンパッキンが付いているだけなので扱いが簡単です。
ごはんとパスタしか作っていませんが、汚れをサッと洗うだけで片付けもラクチンでした。
STAN.自動調理鍋のイマイチだと思ったところ
『予約調理』以外では自動で『保温』に切り替わりません。
たとえばちょっと出かけるっていう時に外出前にセットして、でも帰宅時間が早いか遅いかわからないって時には帰宅したら出来上がっててるけど電気的に保温はされていないということ。
保温に切り替えて欲しければ完成予定時間を設定しておかなければならないというあたりが少し面倒だなと感じました。
ただ、内鍋が琺瑯だからなのかこの自動調理鍋の外側が保温性に優れているのか、1~2時間くらいなら平気で温かさを保持してくれるのでそこまで保温にこだわる必要もないのかも?
この辺は『魔法びん』屋さんだからかなと思いました。
もう1点、STAN.の自動調理鍋は内釜が琺瑯製です。
このおかげで直火でも使えて調理の幅が広がってるんですが、直火で再加熱するとけっこうこびりつく…
フライパンも鍋もこびりつかない系の物を使っているので最初ちょっとびっくりしたけど、これは慣れですね。
ということでほとんど欠点らしい欠点が見つかりませんでした。
STAN.自動調理鍋を使ってみた感想
自動調理鍋が欲しいけど、高いお金出して切って煮込むだけなら正直普通の鍋でよくない?ってずっと思ってました。
だから今まで自動調理鍋の購入に踏み切れなかったというところもあります。
でも、自動で放っておけるということの便利さは使ってみないと分かりませんね。
自動調理中は加熱時間や火力を一切気を掛けることなく、他の家事を進めることができます。
改めて料理を作ってみると、入れるだけで『温かい』料理が完成する、というのは想像以上に楽で驚きました。
パスタに関しては、以前からフライパン1つでパスタを作ったことは何度もありましたが、火から完全に目が離せる、パスタがくっつくのを気にしてかき混ぜたりしなくてもいいということがこんなにも楽なのかと。笑
パスタ調理中は仕事帰宅直後で疲れていたため出来上がるまでゆっくりしましたが、今までだったら帰宅して食事開始まで座れることはありません。
こうなると自動調理鍋を複数並べて使う方がいるのもわかります。
どうにか場所を作って2つ並べたら2品作れるな、と真剣に考えました。
(我が家の貧弱電気アンペア契約では2つ動かしたらブレーカー落ちそうなので実際はできませんけども)
オートメニューが実際どれくらい自分の料理で使えるかはこれから試すことになりますが、しばらくレシピブックとにらめっこしながらレシピ通りに作ってみようかなと思っています。
使ってまだ1週間も経っていないのでこれから使い倒してみます!