ゴミが減る、においが出ない、生ゴミ処理機【パリパリキュー】を買いました。
我が家にはトイレと洗面所以外、ごみ箱はリビングに1つだけ。
我が家のごみ箱の話です。
基本的にこのごみ箱で、ここに日常生活で出るごみの他、キッチンの生ごみも入ります。
今まで生ごみはまとめて密閉できる袋に入れてごみ箱へ入れてたんですが…
夏場、家族全員が不在の日などエアコンが切れる日なんかは部屋が高温になり、ごみ箱から少々匂いが漏れることがあって。
その時期にはごみの日まで生ごみはベランダに置いておくんですが、ベランダ周辺がにおったり、ごみの日もいったん室内を通過してごみ袋を玄関まで持っていくので、通り抜けた後しばらく室内が臭かったりすることもしばしば。
で、ここ何年も生ごみ処理機を買いたい…と思いつつ、邪魔じゃない?とか、買うほどでもないか…と思って過ごしてきたんですが。
たまたま久々に検索したところ、生ごみ処理機っぽくない見た目の生ごみ乾燥機を見つけてしまい、ほぼ衝動的に購入してしまいました。
今回はそんな生ごみ乾燥機のお話。
そもそも生ごみの処理機って何ぞ?
生ごみ処理機とは、乾燥や分解によって生ごみの量を減らしたり堆肥にすることができる機械のことです。
幾つか種類がありますが、主に『乾燥式』か『バイオ式』に分けられ、電気を要しないバイオ式を『コンポスト』と呼びます。
乾燥式
温風で乾燥させます。
基本的に電動なので、電気代がかかります。
乾燥させるだけなので余計な手間がほとんどかからず、また乾燥した生ごみは土と混ぜてることで肥料としても使えます。
屋内で使用できる商品が多いです。
バイオ式
微生物入りのチップで分解しますが、ごみの撹拌や給排気、ヒーターに電気を使用します。
乾燥式と比べ本体が大きくなります。
においが出るので基本的には屋外型となり、外にコンセントが必要です。
コンポスト式
容器に生ごみと土を入れてかき混ぜ、土の中の微生物を利用して発酵・分解して堆肥にします。
土を入れてかき混ぜる手間が必要ですが、基本的に手動になるため電気代は掛かりません。
微生物の力で分解するので、日当たりのよい庭やベランダで使用します。また虫が発生することがあります。
EM式
専用のEMバケツを使い、EM菌により分解します。
電気代は掛かりませんが、EMぼかしという発酵促進剤(EM菌)を定期的に撒く必要があります。
我が家で選んだ生ごみ処理機『パリパリキュー』
ほぼヒトメボレで購入したのは、島産業株式会社の『パリパリキュー』という生ごみ乾燥機です。
この商品をweb検索すると『パリパリキュー』と『パリパリキューブ』って出てくるんですよね。
どっちが名前正しいの?って地味に思ってたら…
島産業さんでは2種類の家庭用生ごみ処理機を出されてまして。
メーカーサイトからダウンロードできる取扱説明書の表紙に、白い四角い方が『Paris Paris Cue PPC-11』、バケツみたいな形の方が『PARIS PARIS CUBE lite α PCL-33』って書いてありました。
謎が解けた!笑
パリパリキュー目当てで公式サイト見たんですがもう1台も気になったので機能比較してみました。
商品名 | パリパリキュー | パリパリキューブ |
---|---|---|
型番 |
PPC-11 |
PCL-33 |
色 |
ピンクゴールド ホワイト ブラック |
トリコロール ブルーストライプ ピンクゴールド グレイッシュシルバー |
消費電力 | 300W | 150W |
処理量と時間 (1回あたり) |
ソフトモード (乾燥しやすいもの) 約300g(約1.1L) ~約500g(約2.0L) 約4時間10分 ~約5時間20分
パリパリモード (乾燥しにくいもの) 約500g(約1.4L) ~最大約1kg(約2.8L) 約7時間30分 ~約10時間40分
※両モード自動停止機能 |
節電モード (乾燥しやすいもの) 約200g(約0.6L) ~約400g(約1.2L) 約4時間20分 ~約5時間40分 ※自動停止機能
通常モード (乾燥しにくいもの) 最大約700g(約2.0L) 約9時間 ※9時間運転 |
外形寸法 | 幅230mm×奥行270mm×高さ270m | Φ215mm×高さ283mm |
本体質量 | 約4.1kg | 約2.1kg |
共通点は、温風乾燥式であること、電源コード長が1.6m、運転音は36db、バスケット用水切りネット15枚と脱臭フィルター1個が付属しています。
パリパリキュー(PPC-11)に決めた理由は?
選んだ理由は主に4つでした。
- 狭い我が家の室内に置けるサイズ
- 見た目がシンプル
- 使用方法が簡単そう
- 価格がそこまで高くない(高額なものだと10万円前後以上してしまうので…)
以前からパリパリキューブの存在を知ってはいたんですが…
以前調べていたときに見ていた旧モデルはサイズはとても我が家にドンピシャなのに、色が…ブルーやグリーンがメインカラーと鮮やかすぎて、我が家の室内に置くには浮くかもなぁ…と悩み。
とは言え他のメーカーの生ごみ処理機は狭い我が家に置くには大きすぎたり、高級感のあるものは家庭用でも10万円前後してしまったり、コンポストやバイオ式は面倒くさがりの私にはたぶんムリ、と結局諦めていたんです。
でもこの味もそっけもない四角い乾燥機(PPC-11)を見つけて、これならサイズ的にもいいしシンプルな見た目も好き!乾燥式だしお手入れも簡単そうだし、と一気に生ごみ処理機購入に傾いてしまいました。
改めてメーカーサイトを調べてみると以前から見ていたパリパリキューブの現行モデルのカラーラインナップにシルバーもあって、色もいいし、よりコンパクトな方が我が家には良いのか?と正直とても迷いました。
最終的にはたくさん乾かせた方が良い!という大は小を兼ねる理論で四角い方のパリパリキューを選択しましたが…
実際使ってみるとそこまで生ごみの量って多くなくて、小さい方でも良かったかも?とちょっと思ってるところです。
パリパリキューの使用感は?
使用方法は難しい?
使い方はとても簡単で、付属のカゴに水切りネットをかけてキッチンのシンクに置いておいて、生ごみが出たらぽいぽい入れて、夜寝る前や外出前などに乾燥機にセットするだけ。
我が家の場合は夜寝る前にセットしていますが、朝にはパリッパリに乾いています。
朝になったら乾燥したごみを取り出して水切りネットごとごみ箱に捨て、カゴとカゴ受けだけ洗ってまた使います。
水切りネットは本体購入時に15枚ついてきましたが消耗品なので、なくなったら100均で調達だな…と思ってます。
一番最初に脱臭フィルターをセットしますが、ポンと入れるだけで終了。掃除も不要です。
脱臭フィルターの交換時期が4~9カ月と幅があるため(使用頻度の問題?)、ひとまず半年使って様子見かなと思ってます。
パリパリキューの稼働音は?
仕様書によると『約36dB』となっています。
参考までに、36dbはどれくらいの音か?というと…
・30dB:郊外の深夜や囁き声
・40dB:深夜の市内や図書館、静かな住宅地の昼
となっています。
我が家ではドア1枚隔てた廊下に置いていて夜寝る前に稼働させていて、温風が出る『フォーン』という微かな音は出ます、普段音が気になりがちな私でも寝る時に気になるほどの音ではありません。
パリパリキューで生ごみはちゃんと乾く?
まだソフトモードでしか使ってませんが、ほぼ朝にはパリッパリになってます。
(1日分、家族3人分の生ごみで)
基本的には、これパリパリモード必要ある?ってくらい乾きますが、何度かやってみたら量が増えたりエノキやシメジの根元の塊が半乾きだったりしたので全体の水分量が多そうならパリパリモードを稼働させた方がいいかもしれません。
ソフトモードで半乾き状態でも生ごみ臭が出るほどではないので、処理後のごみはポリエチレンの袋にいったんまとめてごみ箱に入れています。
パリパリキューを使っている間ににおいはする?
乾燥中は温風のせいか、焦げというか、ちょっと何か微妙なにおいはします。
ただ『生ごみ臭い』という感じではなく、何か匂いがするけどなんだろう?という程度です。
パンを焼いたりしたときのにおいに似てるのかな…
乾燥後の生ごみも、生ごみ臭はしません。
意外と悩む!生ごみ処理機の置き場って?
これは主にマンションや我が家のようなアパート住まいの方が悩む気が…
生ごみ処理機の置き場問題。
私は悩みました。
最初はやっぱり生ごみだしキッチンに置こうかと思ったんですが、我が家のキッチンスペースは狭くて足元に置くと蹴っ飛ばしそう。
リビングとキッチンがつながっていて、そこで生ごみ乾燥をするのもなあ…とか。
じゃあ洗面所?とも思ったんですが、ここも足元が邪魔。
結局廊下に置くことにしました。
玄関前に空気清浄機も置いているので足元がスッキリしているかと言うとそうではありませんが…
まぁしばらく使ってみて、どうしても邪魔だったらまた考えればいいかな、と思ってます。
地域によっては購入補助金が出る場合も!
地域や処理機によるようですが、生ごみ処理機は多くの自治体で助成金が出ます。
私の住んでいる地域でも助成金が出るということで(これが購入に踏み切った理由でもあります)、先日申請に行ってきて、本日無事交付決定通知書が届きました。
やった!
公式サイトでも助成金制度について書かれていますので参考にしてみてください。
自治体によって予算があったり購入前に手続きが必要な場合もあるので、必ず購入前に申請の方法などをお住いの自治体に確認してみてください。
パリパリキュー、買ってどうだった?総括
もっと早く買っておけばよかった…!というのが使った感想。
ごみ箱が室内にしか置けないとか、外に出したら出したで虫や動物が、と悩んでいるご家庭には特におすすめです。
普段ごみがにおうなって思ってる時のにおいってほんと生ごみなんだな、としみじみ感じています。
乾燥させるだけでごみのにおいにこんなに悩まなくなるなんて。
ごみの量もかなり少なくなり、ごみ袋の重さも軽く済むようになりました。
我が家では植物を育てていないのでそのまま捨ててしまっていますが、乾燥した生ごみを砕いて土に混ぜて堆肥にもできるようなので、ご家庭で花や植物を栽培していると更に便利かなと思います。