1年通って分かった、私立高校にかかるお金について。(1年目)

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ムスメが幼少期は、学校は小中高と公立で!

 

と思っていましたが、いつの間にやらムスメは私立高校に通うことになりました。

 

私立なんて正直受験直前まで考えもしていなかったので、学費はいくらかかるのか?とか、学費以外の部分でも果たしていくらかかるのか?と入学当初は不安でした。

 

 

現在2月、高校1年目の学費がまるっと出たところで、これから高校へ通うお子さんをお持ちの方に、私立高校これくらいかかるよってお話です。

 

 

以前制服などについては記事にしているので、そちらも参考にしてみてください。

 

私立高校に掛かるお金

初めに注意点としては、学費やその他諸経費は学校によって変わります。

あくまでムスメの通っている学校に関してのお話です。

 

※東京都内私立高校、普通科在学

※制服代や教科書代については他の記事に書いたのでこちらでは省きます

 

入学金

まず最初に掛かるのは入学金ですね。

 

私立高校は学校によって入学金が大きく変わります。

 

東京都内私立高校の学費状況が参考になるかと思います。

 

ムスメの入った高校は30万円台前半でした。

 

月額の学費

ムスメの通う学校の授業料は約41,000円/1ヶ月です。

 

ただし、学費=授業料ではありません

 

学費は授業料の他に、以下のような細かな費用が別途加算されていきます。

 

  • ICT費
  • 施設費
  • 生徒会費
  • 実習費

 

最終的にムスメの学校からの毎月の引き落とし学費総額は約56,000円/1ヶ月です。

年間で約672,000円となります。

 

学費以外の諸経費

入学金と学費以外にも様々な経費が必要となります。

 

入学時に一括支払いするものの中には、毎年年度初めにまとめて引き落としされる費用と、入学時のみ一括で支払う費用があります。

 

毎年、年度初めには以下のような諸経費がまとめて引き落とされます。

 

  • 冷暖房費
  • PTA会費
  • 教材費
  • 検定費用(預かり金)

 

検定費用とは、英検などの検定を学校で受ける際にいちいち振り込まず、預り金から自動的に落とされる費用のことです。

 

ムスメの学校は学費とは別に諸経費が約150,000円がかかりました。

 

タブレット費用

GIGA構想により高校でも1人1台のノートパソコンやタブレットが推奨されることとなり、ムスメの学校では学校で指定されたタブレットを購入することになりました。

※学校によっては貸与の場合もあるようです。

 

購入したのはiPad(第9世代)+ApplePencil(第1世代)で、東京都からの補助が出た残りの30,000円を支払いました。

 

タブレットは子供が使うものなので、他にカバー(約1,500円)とフィルム(約1,000円)は即座にAmazonで購入しました。

 

他にもタブレットを利用するにあたり、iPad保証料やICT費が月額の学費の中に組み込まれています。

 

また学校によるようですが、ムスメの学校は授業では基本的にタブレットをノート代わりに使っているため、ノートやペン等の文具代がかなりかからなくなりました。

 

学校でのタブレットやPCの活用具合でこのタブレット代やICT費が高いものか安いものか変わってくるような気がします。

 

行事・旅費

学校によって、春先に校外学習があったり秋冬ごろに旅行に行ったり…ということがあるようです。

 

ムスメの学校はコロナの影響もあり、今年度は校外学習で近隣に1泊(それでも約30,000円)となりましたが、同校で通常だと2泊で5~6万かかるようでした。

 

2年時には修学旅行があるので、この費用はまた別途…

場所によっては数万円~数十万円かかることもあるようです。

 

私立高校入学から1年間で掛かったお金の総額

私立高校入学初年度にかかった、入学金と学費、諸経費、更に制服代と教科書代をまとめました。

(端数は省略しています)

 

入学金 300,000円
学費(年間) 672,000円
諸経費(年間) 150,000円
タブレット費用 30,000円
行事・旅費 30,000円
制服・ジャージ・上履き 111,000円
教科書 28,000円
1,321,000円

 

おおお…改めて見るとけっこうかかってるな。

 

入学金は決定後すぐに支払ったこと、旅費やタブレット代はなかなか決まらず年度初めにいくらかかるかもわからなかったので、最終的にまとめた金額を見たのは今が初めてでした。笑

 

私立高校の授業料助成金について

年収目安910万円未満の世帯を対象に、私立高校の授業料には助成金が出ます。

 

東京都の場合、就学支援金(国の助成)と授業料軽減助成金(都の助成)を合わせて46万9千円まで(全日制の場合/授業料上限まで)支給されます。

 

ただしこれは毎月引いてもらえるわけではなく、差し引いた額を年末或いは年度末にまとめて相殺或いは返金するというものなので、学費は全額準備する必要があります

 

 

助成金については入学後に学校から書類がもらえるので所定の手続きに従って提出します。

 

国が助成する分と都道府県がそれに上乗せしてくれる分がありますので、詳細はお住いの都道府県にご確認ください。

 

文科省のサイトに修学支援金問い合わせ窓口一覧が載っています。

 

東京都の場合は東京都私学財団がこの事業を請け負っています。

 

※学費全体ではなく授業料に対する助成なので、授業料以外の諸経費には適用されません。

※都道府県によっては独自で冷暖房費などの一部の諸経費も含んだり、年収によっては入学金の一部も減免される場合もあるようです。

 

 

また授業料以外の負担軽減としては、年収によりますが都から奨学給付金(返済不要)が15万2千円まで、育英資金(貸付・無利子)が年42万円まで受けられます。

 

果たして私立高校より国公立高校の方が得なのか?

入学金と授業料に関しては国公立より私立の方が圧倒的に高いです。

 

参考までに国公立と私立の入学金と授業料(学費総額ではなく授業料のみ)を表にしてみました。

※私立は令和5年度の東京都の平均値です。

  入学金 授業料
国立高校 56,400円

年額 115,200円

(月額 9,600円)

公立高校

5,500円

年額 118,800円

(月額 9,900円)

私立高校

253,113円

年額 483,311円

(月額 40,276円)

 

ここに関してはどう頑張ったって覆せません。

 

ただし授業料に関しては、私立高校でも世帯年収910万円以下であればある程度の助成は受けられます。

 

またその他の諸費用に関しては資料を見比べる限り国公立も私立も実はさほど差がないように思いました。

 

あとは修学旅行など課外活動にどれくらいお金がかかるかというところで、例えば外国語に力を入れている学校だと海外に行くケースもあり、そうなると旅費が跳ね上がります。

これは国公立も私立も変わりません。

 

 

また、大学受験をするかどうか、塾に通う必要があるかないかもあります。

 

私立は手厚いから塾に行く必要がなく結果的にオトク、という話も聞きますが、私立に行っていても通塾してるお子さんもいますし、国公立に行って通塾しないまま大学に合格されているお子さんもいるので一概にその方式も成り立たないように思っています。

 

ムスメの学校では夏季冬季などの長期休みに格安(1教科千円程度)で講習などが開催されていますので、学校で行われる学習イベントに積極的に参加することで学力の底上げはできるかもしれません。

 

どちらにせよ結局のところ高校からのお金のかかり具合は、子供の勉強に対する気持ち次第というところですね。

 

 

ムスメはこれからどうするのか…今のところまったく見えていませんがどうするんだろう…笑

 

 

もうそろそろ翌年度の年間支払い教育費の内訳が配布されるシーズンです。

こわいこわい。

 

2年になると大学受験の話も強くなってくるのでなおのこと、子供にかかるお金に敏感になりそうです。

 

 

また2年時に必要な額がある程度まとまったら記事を書きたいと思います。

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