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【高校受験】Z会をタブレットコース→テキストコースに変更したメリットとデメリット。

現在高校受験生に向けて受験勉強真っただ中のムスメですが、今のところ塾には行かずZ会と自学だけで勉強しています。

 

塾に行かないムスメにとって学校以外の唯一の『教えてもらえる場』であるZ会は、中学2年生の半ばから始めました。

 

それまでは進研ゼミを受講していましたが、いろいろ考えた結果Z会に。

 

小学生から続けていた進研ゼミからZ会に変更したときのお話はコチラに書いています。

 

 

ムスメがZ会を始めた当初に受講していた『iPadスタイル』(現『タブレットコース』)は、専用アプリで学習状況を管理したり授業動画を見たりしていましたが、実際に使用するテキストはすべて紙の冊子で送られてきていました。

 

ムスメは学校での自習用にテキストを持ち歩いていたため、そんなハイブリット型の『iPadスタイル』は実はとても便利だったんです。

 

ところがムスメが中学3年生になる2021年度版から『iPadスタイル』の機能が強化され、テキストはすべてタブレットに配信されることになり、紙ベースの教材は廃止、ほぼ全てをタブレットで完結することになりました。

その機能強化に伴い、それまではiPadでしか学習できなかった『iPadスタイル』は、iPadとAndroidタブレットが使用できることになり『タブレットコース』と名称変更もされました。

 

この大幅改変がムスメの学習習慣には合わず、悩んだ末 中学3年生から敢えて『テキストコース』にコース変更しました。

 

『テキストコース』に変更した詳しい理由はコチラに書いています。

 

 

最新機能を備えていて本来そちらに移行する方が多いであろうデジタルからアナログに変えたわけですが、受験を半年後に控えたムスメの学習を通して感じた、デジタル版である『タブレットコース』と、アナログ版である『テキストコース』のメリット、デメリットをまとめてみました。

 

※所感は『ムスメの場合』という大前提の元なので、感じ方考え方には個人差があります。あらかじめご了承くださいませ。

 

テキストコースに感じたメリット

テキストコースにして改めて感じたメリットは3つありました。

 

まず1つ目は、教材がすべて紙であること。

やらなければいけないこと、やったことが一目見て分かります。

 

『タブレットコース』では『AI学習』を使用することで個人に合った学習内容が都度配信されますが、トータルの学習量や内容を自分で管理しにくいといった点が気になります。

『テキストコース』はテキストを冊子でもらっていることで、繰り返し学習や苦手克服に対して自分で詰めて行きやすいようです。

 

紙の問題を自宅のプリンターでコピーして、解き直しや見直しノートを作るなどの作業にも使っています。

 

 

2つ目、これがムスメがテキストコースを選んだ一番の理由ですが、冊子になっていると持ち運べるため、Wi-Fi環境のない場所や、自分のタブレットを持ち込み出来ない学校に持っていって自主学習することもできます。

 

ムスメは休憩時間などの自習用によく学校にテキストを持ち込んでいるので、Z会を続けるためには選択の余地はありませんでした。

 

 

3つ目は、返却される提出課題がやたらしっかりしていること。

 

毎月提出する課題は郵送か、ブラウザからZ会会員向けのマイページで提出しますが、どちらにしても返却は紙で、簡単な冊子に装丁されて返却されます。

Z会テキストコースの提出課題返却冊子。

 

iPadスタイルだった頃は返却がiPad上のみで、返却のチェックもあまりせず、見てもササッと流し見で終わらせがちでしたが、紙で返却されるようになると解答用紙をしっかり読み、大きく間違ったところは再度解きなおしなどもするようになりました。

 

また返却された冊子には各教科ごとの現在までの提出状況などもまとめてくれているので、提出漏れなども一目でわかります。

 

解答が郵送されてこない=課題を提出していないこともわかるので、親から見ても『ちゃんと出してるな』と暗にチェックすることができます。笑

 

テキストコースで感じたデメリット

『タブレットコース』は受講していないので、昨年度まで受講していた『iPadスタイル』を元にテキストコースと比較したデメリットを2つ挙げます。

 

まず1つ目、『iPadスタイル』を受講していた時は、学習管理アプリを便利に使っていて、いつ何をやるかの計画を月初めにきっちり立てていました。

アプリを起動しないと授業動画も見られなかったため、必然的にチェックができ、学習の抜け漏れが自然に防げていたようです。

 

ところがテキストコースに変更した後、課題を提出していなかったとか、やりたい課題ばかり進んで気が進まない教科は後回しにしていた、ということが起きました。

※Z会会員向けにブラウザから見られるマイページがあり課題の提出状況は確認できますが、動画を見る必要がないときはiPadを手元から離しておくようにしているため、簡単に状況を把握しにくかったということもあります。

 

普段の学校生活やZ会以外の学習もしているとどうしてもZ会の管理が疎かになりがちで、頭で予定を組み立てても忘れたり抜けたりとかが出てきてしまうようでした。

 

※この問題が発覚してから、オリジナルの月間カレンダーに1ヶ月分の学習予定を立てるようになり、現在は各教科ごとに調整しながら進行できているようです。

 

 

2つめのデメリットは、毎月テキストが届くほかに、提出課題もすべて冊子で返ってくるので、とにかく紙がガンガン増えます!

 

テキストと提出課題、返却された課題、定期テスト対策用のテキストをきちんと管理しておかないと、どんどんやることも返却物も埋もれていき、ますますやるべきことが見えなくなっていきます。

 

テキストコースとAI学習の話

テキストコースでは、タブレットコースの要となる『AIスマート深化学習』が使えません。

 

この『AIスマート深化学習』とは、最新の『AI技術』と『添削指導』で学習の理解度や正答率に合わせて個別指導をしてくれる機能のことです。

 

テキストコースではこの機能が使えないため、同じ受講料を支払っているのに不公平では?と思い、テキストコース選択前にZ会の電話サポートで直接話を聞いてみました。

すると、『AIスマート深化学習』では、本人の理解度や全国のZ会会員の正答率によって問題の出し方が変わるけれど、実際に学習するトータルの内容はタブレットコースもテキストコースも同じ、との回答を頂きました。

間違えやすい問題は何回も出てくるけど、実際用意されている問題はどっちも同じという話。

 

学習内容を自分で把握・調整したいムスメにとってはむしろ不要な機能だったため、この『AIスマート深化学習』が使えないことをテキストコースのデメリットとはしませんでした。

 

結局タブレットコースとテキストコース、どっちがいいの?

これはご家庭でのルールのつくり方や管理の仕方によるところが大きいのではないかなと思うのです。

 

我が家の場合、使っているムスメも、見守っている親からしても、テキストコースの方が合っていました。

 

というのは学習内容以前の話で、iPadを自由に使えるようにするというのは、諸刃の剣なんですよね。

アプリで学習管理できるのは便利な反面、iPadを常時使っていると、遊んでいるのか勉強しているのか親からはわかりにくい…。

 

もちろんお子さん自身で自制できるなら全く問題がないのですが、ムスメを含め一般的な中学生は、自由にネット接続できる端末が手元にあれば息抜きに遊びたくなるかなと。

(学校からも1人1台タブレットを配布され、学習用途以外に使用しないと厳重に言われているにもかかわらず、守っていない子がとても多いという話も聞いています)

 

唯一の大きな違いである『AIスマート深化学習』に関しても、まだサービスそのものが始まったばかりで、そこに受験生の学習を任せるのはいささか不安だったということもあります。

 

最近では学習塾でもAI学習を利用しているところが増えているようですが、塾は講師の先生がついてくださって補助としてAI学習を使うから問題ないのであって、1人で向き合う学習がAIというのはどうなのかなと。

個人的な気持ちですけどね。

 

ただ、紙を大量に所持したくない、学校には持って行かない、学習管理も学習そのものもすべてをタブレット一つで完結したい、自分は学習中にタブレットで遊ばない自信がある、とムスメが申告してきた場合はタブレットコースを選択したかもしれません。

 

安易に『イマドキはタブレット』とか『最新のAI学習で学ばせるべき』というイメージで選ばず、お子さんの性格と普段の学習の取り組み方を考えて決めるといいのかなと思いました。

 

 

しつこい勧誘はないので気になる方は資料請求してみることをおすすめします。

(たまにDMは送られてきますが、他の学習教材ほどたくさん来ません。笑)

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